紅花怨 11

 雪が降っている。明かりはぽつぽつ灯っている。先を行く女の背は尖っている。足は感覚をなくしかけ、歩く度にぴりぴりする。
 雪は降っている。ずっと降り続けている。
 女は何かを呟いている。ずっと何かを呟き続けている。
 女が何か叫んだ声が、耳の奥に遠くこだまし続けている。聞こえない声が叫んでいる。声高に叫んでいる。
(まって)
 手を伸ばす。女は先を急ぎ始める。
(まってよぉ)
 声を上げる。女は振り返らずに先を急ぐ。走り出す。
(まって、あたしも、つれて、いって)
 唇は凍えている。言葉は途中であやふやになる。
 女はまっすぐに駆けていく。
(いかないで、おいて、いかないで)
 呼んでも呼んでもそれは届かず雪に埋もれる。
(いや──つれ、て、い、って)
 走る足から靴が飛ぶ。転倒すると雪が舞い上がる。
(ど、して、……)
 声を絞り出しても女は止まらず、視界から消えかける。
(あた、し、)
 届かないと分かっていても、手を伸ばす。
(ど、うして)
 待って。あたしも連れていって。行かないで。どうして。
 女の声が遠く戻る。
「蝶が」
 叫ぶ声が、呼ぶ声が。笑う声が。罵る声が。慟哭が。
 けたたましくけたたましく、ゆっくり、ゆるやかに、しなやかに、戻り、帰り、流れつき、還元され、混濁し、身に降り積もる、
 ──雪。
 待って……!
 泣きながら声を上げる──
 覚醒は涙と共に来た。隣で眠っているチアロを起こさないようにシャラはゆっくり身を起こし、涙を手で拭った。鳴咽というには呼吸は静かで、何かの反応のように涙だけが零れてくる。
 どうしたのだろうと怪訝に思いながらシャラは寝台を抜けて夜着を羽織った。鏡台の前に座って水差しを傾ける。天井の硝子戸はまだ暗い。夜明け前だ。
 シャラは溜息をついた。母の夢は久しぶりだった。あのとき蝶と呟いた母の言葉の意味は分からなかったが、母が美しい幻惑を見ていたことだけは分かっていた。
 涙が止まらない。何が悲しいのだろうとシャラはぼんやり思う。
 よい母であったと総括するには沢山の暴力がありすぎた。けれど、だからといって憎しみに染まるにも覚悟が足らなかった。
 嫌いだ憎いのだというのなら、それも間違いではない。母はシャラを奴隷のように扱ったし、何かにつけて兄と比較してはシャラを罵った。
 けれどあの日、と反芻してシャラはぶるっと身震いした。肌に冷たいものが蘇ってくる気がした。
 足も手も、体中の感覚が痺れたように寒さに麻痺して凍えていたが、一番感覚を体の芯から凍えさせたのはあの街の明かりでないだろうか。
 母が窓から見下ろしていたアパートの温かな灯。あれが一番軋むように痛んだ気がする。
 シャラはあの時、確かに叫んだ。助けて、誰か来て、殺される。それで確かに男は動転して逃げていった。シャラのあの機転が親子を一時救ったのは明らかだった。けれど。
 誰かが出てくる気配も、やってくる足音も最後までしなかった。明かりはあんなに灯っているのに、人がいて温かな部屋で過ごしているのに、悲鳴が聞こえなかったはずはないのに、誰一人、様子を見ようとさえしなかった。
 母は黙ってずっと下を睨んでいた。窓の下を灯る窓の明かりを。憎しみながら羨みながら、長い間、眺めていた……
 シャラはゆるく首を振る。誰も来ないと遂に理解した母はその瞬間、何を思ったのだろうか。置いていかれたシャラが強烈に取り残されるような恐怖を覚えたこととは根本的に異なっているだろうということくらいが分かる。
 自分をおいて勝手に走り去った母を追って、シャラは靴を拾い足跡を必死で追ってみたが、運河に落ちている赤いショールを見つけただけだった。
 シャラは下に降りることもできず、ショールが水を吸って沈んでいくのを見送った。赤が目に焼きつく。白い闇と黒い闇が交互に支配していた世界の中で、色彩だけが鮮やかだった。
 シャラにとってはその瞬間が葬送だった。鮮やかな色がゆったり落ちて遠くなっていくのが現実で、母が永久にいなくなったことを理解していく時間であったのだ。
 その場にじっと立ちつくしている子供を不審に思ったのか帝都の警兵が詰め所にシャラを連れていき、毛布をくれ、そして翌日母の身体が運河の下流から上がったのだった。
 そんな記憶を脳裏から辿り、シャラはあの日の雪のようにいくらでも落ちてくる涙を拭う。悲しいというには胸は空洞で、自分の内をまさぐっても何の感慨も発見できなかった。
 シャラは自分を呼ぶ声に気付いて顔を上げた。チアロが毛布を広げて自分を手招いている。何よ、と軽口を叩こうとした言葉が唇の痙攣で止まった。チアロが身を起こした。
「何でもない。あんまり、こっち見ないで」
 彼の視線を薄暗い闇の中でも感じてシャラは言った。羞恥は全部を脱ぎ捨てた後の心に宿るものであった。チアロと重ねてきた体の線や秘密などよりも、この薄暗がりの泣き顔のほうが何倍も恥ずかしく、厭わしかった。
「……こっち、来いよ、シアナ」
「いや。少し放っておいて」
 チアロの仕方なさそうな溜息がした。シャラは首を振り、そして鏡台に面伏せた。チアロが自分の背後からそっと腕を伸ばして自分を抱きしめるのが分かった。その瞬間、シャラはきつく唇をかみ締める。チアロの心やイチイの誠実を分かっていながら自分がこの瞬間に考えることときたら、一つきりだったからだ。
 大声で泣きたい。
 何故今、この瞬間に自分を抱きしめる腕の主がチアロではない他人がいいと思うのだろう。何故自分を振り向かないものが欲しいのだろう。何故。
 シャラは微かに上がってくる、本物の嗚咽を喉で殺す。チアロは悪い相手ではない。享楽的で賑やかで、明るい気性と笑顔がシャラを時折は慰める。けれどそれは慰めであって、自分を満たすものではないのだ。
 自分が必死で恋うのと同じように、チアロも自分を恋うている。ライアンに深く関わりながら決して彼のものではない自分、自分に深く関わりながら決してチアロのものにならない自分、あたしたちはよく似ている。恋に一人だから。
 シアナ、と呼ばれてシャラは首を振る。チアロの腕は温かで、すんなり伸びた造形と、ついた筋肉の厚みが肌の下で絡んでいるのが分かるほどのしっかりした構築が安堵をいつも連れてくる。
 それさえライアンに似ていると思っている、嫌な女。
 鳴咽はいつか、啜り泣きに変わっていた。もう一度シアナという静かな声がして、シャラはようやく顔を上げた。目に慣れた灰色の闇の中で、チアロは確かに笑っていた。彼は分かっているんだとシャラは感じて唇を震わせた。ごめんねと呟くとチアロは首を振って、シャラの頬を丁寧に撫でた。
「いいんだ、気にするなよ。俺で良ければいくらでも愚痴を言えばいいし、泣けばいいからさ……」
 抱き寄せられてチアロの裸のままの胸に頬を寄せると、命の音が聞こえた。暖かいと呟くと照れたような吐息が耳にかかった。
「俺はさ、お前が好きなのがライアンで良かったと思ってるんだ……俺は沢山ライアンには助けてもらったし、あの人、強いし、優しいから……ライアンはお前を好きで、確かに特別なんだと思う、ライアンが思ってるなら俺は言う事なんかないよ。俺はお前が好きだからお前に会いたいけど、お前がライアンを好きなんだったらそれでいいから……」
 優しいのはチアロだと言いたくてシャラは首を振る。あたしにはそんな価値なんかない。チアロにそんな風に優しくして貰える資格なんかない。特別に思われているなんてことは真実であって事実ではないのだ。
 あたしはライアンの特別でなくてもいい。普通の女のように戯れにでも彼に踏みしだかれて苛まれたい。それだけが望みなのに。
「あたし……」
 言いかけて、シャラはチアロの首に腕をからめて頬を擦り寄せる。流した視線が宙で絡まる。目を閉じると、ほんの一瞬空気がたわんで温かいものが唇に触れた。
 チアロの唇からはイチイのような煙草の匂いがしない。彼の肌の匂いだけが染み込んできて、シャラは唇が離れた後もしぱらくは黙っていた。チアロの溜息がした。
「いいのかよ、こんなこと……」
 遊女の貞操の価値がどこにあるのかを彼も理解しているのだった。チアロの言いたいことは分かった。彼はシャラがライアンの女だと思っていて、疑ったこともないのだろう。それを思うと可笑しくなってシャラは吐息で笑った。
 いいよ、と言うとチアロは戸惑ったように溜息をついて首をかしげた。いい子だとシャラは思った。彼を好きになれたら良かったのに。特別に好きになれたら、よかったのに。
「いいのよ。あたし、ライアンと何もないから……」
 言いながら、その真実の馬鹿馬鹿しさにシャラはゆるく笑い、笑った瞬間に涙が零れた。この涙の意味は分かる。自分は情けないほどライアンが好きだという絶望だから。
「……何も? 何もって……でも、ライアンは」
「通ってくるのはあたしを妹だと思ってるからよ。あの人はあたしを好きじゃない。うるさいと思ってる。でも自分で言い出した約束だから守らないといけないって、そう思って……」
 言いながらシャラは込み上がってきたものに急かされて顔を手で覆った。あの人と寝たことがないのよ、とシャラは呟き、それからチアロの腕を握った。
「でもお願い、誰にも言わないで。絶対に言わないって約束して。あたし、こんなこと、みんなに知れたら、死んじゃうかも……」
「約束する、誰にも言わない。じゃあシアナ、俺、まだ諦めなくてもいいんだ……」
「いいえ」
 シャラはその返答の早さが紛れもなく自分の中からであったことに辟易しながら首を振った。それは真実だった。何がどう転んだところで、誰もライアンの代わりになどならないのだから。
「ごめんねチアロ。ごめんね。本当にごめんね。あたし、ライアンが好きなの。どうしても好きなの。本当にごめんね、あたしのこと、嫌いになってよ……」
「馬鹿言うなよ」
 チアロの指が自分の瞼を軽く閉じ、押し出された涙を拭った。彼の指先の温度が切ないほど嬉しいのに、目を閉じて考えることといえば決まっている。
「あたし、すごく嫌な奴だよ。今だってあたしを慰めてくれるのがあんたじゃなくてライアンだったらどれだけいいだろうってそんなこと、考えてる。あたしのこと嫌いになってよ。嫌な女だって言って、嫌いになって、優しくしないで、お願い……」
 他に何かを言おうとしたとき、再び唇が重ねられてシャラは言葉を飲み込んだ。チアロの体温は高く、血液の流れる脈動は確かで正確だった。今度の口付けは長かった。チアロは確かに自分を深く恋しているのだ。何故、と思う。自分に問うのと同じように。
「どうしてチアロはあたしが好きなの? どうして……」
 唇が離れる名残りを引きながら、シャラは呟いた。わかんないよ、という答えは自分とあまり変わりがない。だからチアロがでも、と続けたのが意外でシャラはじっと彼の顔を見つめた。
「でも、最初から俺はお前が好きだった。性格悪いところも、可愛いところも、我儘な所も、ライアンを恋していることも……お前だから好きなんだよ。他の誰でもないし、誰もお前みたいじゃないし、誰も代わりになんかならないし……」
 チアロは言葉がうまく出てこないのに焦れたように笑い、シャラを一度きつく抱きしめた。腕を回して彼の肩を撫でてやりながら、シャラは部屋の気温に微かに慣れて、毛の逆立ってきたその背中に気付く。寝台に戻ろうと言うとチアロはすぐに頷いた。
 毛布をかぶりながらシャラはごめんねと言った。全部を彼に吸い取らせたことを感謝する言葉が謝罪であることが悲しかった。
 最近ライアンが来る回数が減ってきているのも苛立ちを高め、鬱を溜めていた。それを彼にあたったりするのは間違っている。それは分かってもいたが、チアロは自分を裏切らないと思うと傲慢な甘えになるのだった。案の定いいよとチアロは言い、シャラの涙の跡へ軽い口付けをして頷いた。
「ライアン、最近結構来るんだろう? だったらお前が苦しいの俺は良く分かるから、だからもっとそういう愚痴を言ってくれたら俺、嬉しくて……」
 シャラは僅かに身じろぎし、待ってと強い声を出した。チアロは気押されたようにどうしたんだよという不安な声をだした。
「待って。ねえ、結構来るって何のこと。ライアン、タリア王のほうが立て込んでるって、そう……」
 今度はチアロが目をしばたいた気配がした。シャラは急速に上がってくる嫌なものを押さえるためだけに、胸の前で拳を作った。
「だって最近はよく通りへ来てるって他のやつらとかが言ってたし……だから俺、てっきりお前のところにいるのかと思って……」
 シャラははっきり身が震え出すのを感じた。
 どこかに女がいる……! 目がくらみそうだった。
 チアロは自分の言葉がまるきり失言だったのを気付いたようだった。気まずい沈黙の後、慌ててアルードの方もいろいろあるし、と付け加えたがそんな理由などシャラの耳には届かない。
「触らないで!」
 慰めようとしたのかチアロがシャラの肩を抱こうとしたのを、シャラはぴしりと遮る。胸が苦しい。がくがく震える体を宥めるためだけに丸くなり、自分を抱きしめて首を振った。
 チアロの溜息が聞こえた。シアナ、と呼ばれて駄目、と返す。荒くなってくる呼吸を何度か深い吐息で落ち着かせようとシャラは繰り返すが効果的ではなかった。
 ライアンに他の女がいる。それが今まで何故なかったのかのほうが不思議ではあった。男だから自分に通うのとは別に、他の女と寝ることもあるだろう。それは薄く分かっていたが、気にしたことはなかった。そんなもの、特別でもないから。
 そもそもライアンは妓楼に上がり込む時、特に敵娼を指定しない。それは彼の習慣というべき用心深さのせいであり、表層的な女というもの一般に、大して興味を抱いていないからでもあった。食事や睡眠と同じように、欲しいときに欲しい分を消化できればいいのだと聞いたときは複雑ではあったが、自分以外に特定の敵娼を指名しないことは多少シャラを慰めていた。
 ライアンのその習慣のことは彼が何度かこの妓楼へも足を運んでいたから知っている。シャラが自分の女だという話になってきてからはシャラ以外の女の部屋へは上がらなくなったが、それはどこでも同じだろうと思っていた。
 けれど。シャラは次々に起こる激しい怒り、身の震えるような眩暈をやり過ごして、そして、ふと。
 何かを聞いた。どこかの記憶の沼から気泡がごぼりとあがる。それに押されるように喘いだ声が悲鳴のようだった。
 嘘よ。そんなの、嘘。誰か嘘だという証拠を頂戴?
「待って、それはいつといつだか分かる? それは何日前と何日前? ねえ、分かるだけでいいから教えて……」
 チアロはあからさまに不機嫌な溜息をついた。ライアンは彼の指針であったから、裏切る気もするのだろう。
 それにシャラがライアンの身辺のことになると顔つきまで変わるのが面白くはないに違いない。お互いがよく似ているから、彼の考えていることはよく分かった。
「一日教えるごとに、キス、一回」
 チアロはむすくれた口調のまま言った。
 いいわ。シャラは即答した。そんなものよりも、ずっとずっと大事なことを確かめなくてはならない。シャラの返答の早さにまた、チアロは傷ついたように溜息をついた。
 シャラは彼がその戯れ言を撤回する前に素早く唇を押し当てた。チアロはやめろよ、と強く言ってシャラの肩を戻した。
「心当たりがあるんだろシアナ。ライアンがお前のことを妹だって思ってるなら、ライアンに恋人ができても……」
「教えてよ。ちゃんとキスしたでしょう?」
「自分を売り物にするなよ。そんなの少しもお前らしくない」
「教えて。早く。どうせあたしは売女だもの、欲しいものがあればいくらでも切り売りするわ。チアロ、いつか頼んだことだってちゃんと調べてくれてるの?」
「……やってるよ。帳簿なんて残ってないから大変なんだぜ」
 頼んだのはもう随分前なのに、チアロからは何の答えも聞いていなかった。
「ならいいわ。キスの報酬は、チアロ?」
 渋々という様子でチアロは記憶を手繰り、俺が知っている限りだよと前置きしてから五日前と十日前、と呟いた。
 シャラは口唇を固くむすんだ。自分の中を吹き荒れる雪煙が全てを凍らせてしまったように、全てが止まった。
 動かなくなったシャラの肩をチアロが揺すった。それでようやく現実を認識したシャラは邪険に彼の手を振り払い、固く毛布を握りしめた。
「──許さない……」
 漏れた声は自分でもぞっとするほど、いつかシャラが耳にした母の声に似ていた。
 落ち着かせようとしたのか、チアロがシャラの肩を抱こうとしたのをもう一度触らないでと叫んで止め、シャラは雪の中から蘇ったときのように、自分の血潮が巻いて指先に末端に痺れるような熱さを連れてきているのを自覚した。
 何も考えられない。ただ。憎しみの色と凍りつく怒りの色がぐるぐる目の前を回る……
 いいえ、とシャラは僅かに自分を引き戻す。その日付けは偶然かもしれない。そうに違いない。信じたい。しきりとそんなことを呟きながら、シャラは震える体を止めるために深呼吸した。
 頭が痛い。割れそうだ。シアナと呼ぶチアロの声さえ鬱陶しい。
 うるさいと怒鳴るとチアロもいい加減に頭にきたようだった。
「お前さ、いい加減にしろよ。ライアンのことになると目の色変えてさ、お前、俺を好きに使って全部それライアンに貢いでさ、それって──おい、聞いてんのかよ」
「話しかけないで! キスいくつだったら黙ってるわけ?」
「お前何だよそれ、俺はただ──」
「うるさい! うるさいうるさいうるさい! 黙って! 大嫌い! 帰ってよ、馬鹿っ、もう来ないでよっ」
 叫び立ててシャラは毛布をかぶり、寝台の上で丸くうずくまった。チアロが軽く自分をつき飛ばした。大嫌いと毛布の中から叫ぶと勝手にしろという返答があった。
 シャラはそれに弾かれたように、声を上げて泣いた。見せつけるための号泣が次第に慟哭へ変わり、疲れ果てて啜り泣きに鳴咽に収まっていく頃、チアロの腕が自分を抱き寄せたのが分かった。しゃくり上げながらシャラはチアロにしがみついた。
 誰かにすがりたいときもあり、一瞬の癒しのようなまやかしが幻想が欲しいときもある。
 そして、こんなときでも自分を抱く男がライアンだったらと思うことが何より馬鹿馬鹿しくて、切なかった。

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