星の挽歌

星の挽歌/王様の家来たち

 昔むかし、この国を王様がおさめてらっしゃいました。ある晴れた朝、小鳥が王様の肩に乗って歌いました。 「王様、 […]


星の挽歌/小説(8)

「俺は片付けが終わったらエマを迎えに行ってくるから、君は座って本でも読んでな。君があんまりカリカリするとお腹の […]


星の挽歌/小説(7)

【共和暦29年 3月9日】  考査の通知を私はぐしゃぐしゃに丸め、ゴミ箱に叩き込んだ。それは僅かに着地を損ない […]


星の挽歌/小説(6)

「これは受け入れておいてそっちは駄目とか、どれだけ固いか、もしくは遊んでるかだね。センセはどっち」 「エリン」 […]


星の挽歌/小説(5)

 目が覚めると私はベッドで片足を彼の足にからめるようにして、彼の腕にしがみついていた。ぼんやりとした汗の匂い、 […]


星の挽歌/小説(4)

 目に付いただけの小さな貸部屋に転がり込むように私たちは入る。絡めた指とあわさった手のひらの温度と鼓動が痛くて […]


星の挽歌/小説(3)

 あ、とアネキス氏が声を上げ、橋から運河を覗き込んだ。 「ちょ、センセ、あれ、ええー捨てるの?」 「審査会はこ […]


星の挽歌/小説(2)

 雨に気付いたのは修院の出口が近くなってきてからのことで、そういえば眼鏡が曇って前が見づらかったなと思うと小さ […]


星の挽歌/小説(1)

【共和暦25年 7月31日】  雨が降っている。盛夏の雨は強く地面を叩き、土と雨の臭いがむせかえるように足下か […]


星の挽歌/イダルガーン大公、書簡および日々録(2)

写影:共和暦25年2月24日 訳:ミカ・エリン 【帝暦四十六年 十月八日】  帝都、夕方より雨あがる。子*1亮 […]