海嘯の灯

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海嘯の灯 24

年が明けると同時に鐘が鳴り響く。 広間の端で、ライアンは酒をなめている。カレルの伴にと新年の園遊会へ連れてこら […]


海嘯の灯 23

「……ほんとに来てくれたんだ」  シャラがぽつりと呟いた。ライアンはうなずいて煙草に火を落とす。シャラが慌てて […]


海嘯の灯 22

 暗い川はいつか海へ辿り着くべき流れだとライアンは思った。川音は哀しげにすすり泣く女の声のようだった。  小舟 […]


海嘯の灯 21

 路地に並べておかれた蝋燭の缶が、ほのかに石畳を照らしている。クインと少し話し込んだせいでライアンが到着したと […]


海嘯の灯 20

 静かな沈黙は、それが安らいでいるからではなく、緊張の張り詰めた静寂だった。ライアンは椅子に深く座って目を閉じ […]


海嘯の灯 19

 地下の川は変わらず暗く、深い死の淵へ注ぎこんでいる気がした。ライアンは行く末を眺め、そちらの方向へ歩き出した […]


海嘯の灯 18

 ドォリィから勝負の申し込みがあったのは、それから二日ほどしてからのことだった。ライアンは受ける、と返事をした […]


海嘯の灯 17

 ダルフォの傷は良くなかった。一命を取り留めているのが不思議なくらいだと医者は言い、ライアンもそれに頷いた。肩 […]


海嘯の灯 16

 虚ろな海は死の臭いがする。この海はきっと罰の海だ。罰してしまいたいのはきっと自分に違いない。  嵐はひどく吹 […]